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夜景スポット

長岡まつり大花火大会

新潟県長岡市で8月1日の前夜祭を含む3日間、市内各所でイベントが催される伝統的なまつり。祭り自体は長岡空襲から復興を願った1946年8月1日の「長岡復興際」が始まりだが、花火大会の起源は1879年頃とも言われている。

スポットデータ

名称: 長岡まつり大花火大会(ながおかまつりおおはなびたいかい)
場所: 新潟県長岡市
アクセス: 電車:JR上越新幹線長岡駅より徒歩約30分
車:関越自動車道長岡ICから国道8号を国営越後丘陵公園 駐車場方面へ車で3km(駐車場から直行シャトルバスで20分)

新潟県長岡市で8月1日の前夜祭を含む3日間、市内各所でイベントが催される伝統的なまつり。祭り自体は長岡空襲から復興を願った1946年8月1日の「長岡 復興際」が始まりだが、花火大会の起源は1879年頃とも言われている。催しは主に前夜祭、昼行事、大花火大会に分類。慰霊と復興をテーマに掲げた前夜祭は灯籠流しや大民踊流し、越後長岡神輿渡御・お囃子・悠久太鼓等、熱気が溢れる賑わいをみせる。また前夜祭において大きな意味を持つ白一色3発の尺玉「慰霊の花火」では慰霊、復興に尽力した先人への感謝、恒久平和への願いを込めて打ち上げる。日本夜景遺産として花火大会が認定を受けたのは本行事が初で、祭りのメインである2日間の大花火大会は、全国花火競技大会(大曲の花火)、土浦全国花火競技大会と並ぶ日本三大花火大会のひとつとなっている。最新の花火や演出性の高い花火など規模や種類も見事だ が認定理由は他にある。それは、個人が大切な人へ打ち上げる「メッセージ花火」や、本編終了後に見物客が打ち上げ場所へ向けて光り物を掲げ花火師への感謝を表す「光のメッセージ」等、人の心に寄り添った運営要素が多いこと。また2005年は、水害・大震災の自然災害から復興元年と位置づけて復興祈願花火「フェニックス」が打ち上げられた。これは長岡まつりのほか、自然災害で被災した三宅島や合併で長岡市となった寺泊・小国地域でも実施されている。2011年8月1日、東日本大震災で被災した石巻市では「ミニフェニックス」が打ち上げられ、様子が同日開催されていた長岡まつり前夜祭時に「フェニックスまちかどビジョン」で放映された。長岡の花火は全国屈指の玉数や規模で実施されながらも、単に派手な演出や技術パフォーマンスだけを競うものではない。あくまでも戦争や自然災害からの慰霊・復興を表す為の花火であり、根底には人々の心を明るく灯すことを目的にした花火大会なのである。

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